2010年8月25日水曜日

誕生日プレゼント

今日は妻の誕生日です。


誕生日=誕生日プレゼント


みたいにどうしてもなってしまうのですが、

少し前から、私は会社の同僚たちの誕生日にも

誕生日プレゼントをするようになりました。


まあ、プレゼントといっても

金額的にはとても安いものです。

それに手紙を添えるときもあります。



私がそれをやろうと思ったのは、

あるパート社員の女の子がきっかけでした。

彼女は社員のみんなの誕生日を覚えていて

みんなの誕生日にプレゼントをあげていたんですね。

そこにはちょっとした一言の手紙もありました。

それを読んだときに、何かとても嬉しかったのです。


ちょうどその頃の自分は、会社内でリーダーとして

他の社員をまとめる立場にいたのですが、

人をまとめるということは、他の社員のことを

「見る」

ということなのだと考えていました。

だから、どうやったら他の社員をちゃんと

「見れる」

のだろうと思っていたんですね。


そこで、このプレゼントをもらってピンときました。


誕生日を覚えている

って、これだけでも、ちゃんと「その人のことを見てる」な、と。


自分が言っている「見る」は「意識している」に近いかもしれません。

でも、これがリーダーが根本に持っているべきものなのでは、と思ったのです。


それ以来、自分に近い人たちの誕生日を手帳に全てメモして、

必ず誕生日にプレゼントをあげています。



私は結婚して10年目になりましたが、

1度だけ妻の誕生日を忘れていたことがあります。

今でもその時の妻の寂しそうな顔を思い出すと

胸が苦しくなってくるのですが、

その時って妻のことを気にしていなかったんだな、と思います。

一緒にいるのが当たり前だと思っていたのかもしれません。


何かの本で

「大切な人ほどいい加減に対応し、どうでもいい人を大切に扱う」

という言葉を見ました。


身近にいる大切な人を「慣れ」だけでいい加減に考えてしまうことは

恐ろしいことだと思います。


「慣れ」ていい加減にならないように。

妻の誕生日を忘れたあの日を思い出しては、自分はそう思います。



先日、思い出に残るプレゼントのアンケートをとりました。

書いてくださった方々、大変ありがとうございました。


「渡辺さんの手から受け取ったものならなんでもいい」

という神様みたいなコメントもありました。つくづくありがとうございます。


今年は妻と一緒にプレゼントを買いに行こうと思います。

週末2人で色々な店に出歩いて、2人で色々考えようと思います。

「プレゼントを2人で考える」というのもいいかな、と。

今日は手紙と本だけプレゼントします。



社員の誕生日を意識するようになってから、

自分の手帳に「お祝いの日」の記載が増えました。

誕生日は1年に1回しかありませんが、

祝う対象が増えると、「何でもない日」が減って

「特別な日」が増えるな、という当たり前のことを実感します。


今日は特別な日なので楽しくすごせればいいなと思います。

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