2010年9月24日金曜日

言葉のマク 2

続きですが、私は別に面接で

「ため口を聞け」

と言っているわけではありません。^_^;


合コンでのテクニックを書いた理由は、

「綺麗な言葉では相手の心に響かない」

ということを伝えたかったのです。


例えば、ある程度面識のある女性に言葉をかけるときに

「今日も相変わらず綺麗だね」

というのと

「相変わらず洋服のセンスがいいね」

というのでは、具体性が違うので後者の方がより嬉しいはずです。


ただ、「服のセンスがいいね」という言葉は綺麗な言葉だと思うのです。


「自分に合う服の選び方ができる人だよね」

はより具体的ですがこれも綺麗。


「あんまり見ない服を着ているよね」

「なんか感性が独自だよね」

などは、少しトゲがある分、聞いた人の感想を分けると思います。

ここですね。

少し相手を挑発するような部分の言葉ですし、

普段の自分の使っている言葉である意味「泥臭い言葉」です。


でも、綺麗な言葉ばかりで覆われている言葉よりも、

ときどき出てくる「泥臭い言葉」で伝えられた方が、

より相手に伝わることってありますよね。


面接に話を置き換えると、

部分部分で自分の言葉や他の人が言った言葉をそのまま入れたほうが

「泥臭い自己PR」を作り出せるのです。


「私は整理整頓が得意です」



「私は汚い部屋で1日じっとしていられません」


では、言っている内容は同じでも感じるイメージが違いますよね。

「整理整頓が得意です」なんて一体何人が同じ事を言うのか・・・。

考えただけでも、面接をすることが憂鬱になってしまいます。

それに引き換え2つ目の言葉を持ち出されると、

「おっ」

と思いますし興味も沸きます。


他の人から自分に対して言われる言葉も、

自分で勝手に綺麗な言葉にしてしまわない方がいいですね。


「友人からもよく、綺麗好きだねと言われます」

と言うよりも、

「友人からは、お前の部屋より綺麗な部屋って見たことがない、と言われたこともあります。」

とそのまま書いた方がインパクトは出てくると思います。


ただ、この部分は相手の言葉をそのまま伝えない方が良い所も出てきます。

細かいですが、友人たちから自分をあだ名で呼ばれるときは、

当然それをそのまま言わないほうが良いです。

面接官は自分がどういうあだ名で呼ばれているか全く関係ない情報ですし、

あだ名をこの場面でだされると、逆にそれがすごく浮いてしまい

そればかりが頭に残ってしまう可能性があるからです。


今回話した内容を使うには、今の注意点のようなものがあるので、

実際は2次面接や3次面接までいけるような人が考えるべき内容かもしれません。


ある程度の常識的な部分を含めてこれを使わないと、

ただ自分の言葉を入れて終わり

となってしまう恐れがあるからです。


使ってみるのであれば、気をつけて使用して欲しいのですが

うまく使えるようになれば、相手に自分の言葉がとてもよく

伝わるようになるはずです。

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