2010年9月4日土曜日

緊張することのせいにしない

「私はあがり症なので面接でよく失敗します」

というご相談を受けることがあります。

面接を受ける側としては、

「面接であがってしまうから、本来言いたかったことが言えなくなったり、

言葉がしどろもどろになったりする」

と考えると思います。

そして、もし不採用であればそれが原因だと結論付けたりします。


結論から言えば、面接で言葉が詰まったり、しどろもどろになったとして

それだけが直接採否に関係することはありません。


そもそも面接は言いたいことをスラスラいうテストではないのですから

緊張して言葉が詰まるとか、そういうことではいちいち不採用にはしません。


それよりも問題なのは、

面接での受け答えがきちんどできなかったことを

単純に緊張のせいにしてしまうことです。


「面接官に質問されてとっさに回答がでなかった。

それは緊張してしまい、良い回答が浮かんでこなかったからだ。」


という場合、問題なのは緊張したことではなく、

ただ事前準備が甘かっただけです。
~~~~~~~~~~~~~~~


それくらいの切り替えしができない程度の準備しかしていなかった

ということです。


準備不足が原因であることを緊張のせいにしていたら、

いつまでたっても問題は解決しません。


面接でうまく答えられない質問があったら、

家に帰ってから

「この質問が来たら、今度は○○と言おう」

という復習をちゃんとしてください。


きちんと答えられなかったということは、自分にとっては想定外の質問だったということです。

それはそれで仕方がありません。

ただ、それを2度と繰り返さないようにはしなければいけません。

きちんと答えられなかった質問は必ず家に帰ってから、

自分が適切だと思う回答を作り直してみてくださいね。



今日の話をまとめると、


・面接で緊張して言葉がしどろもどろになってもOK。

・もし面接官の質問にきちんと答えられなかったらそれは単に準備不足。緊張のせいではない。

・家に帰ってからきちんと答えられなかった質問を思い出し、自分なりに回答を作り出す。


この3つが今回お伝えしたかったことです。

0 件のコメント:

コメントを投稿